学校行事の様子を随時更新します。
二学期の始業式を行いました
8月24日に、二学期始業式を行いました。校長式辞では、二学期に向けての心構えと、創立70周年記念行事について話をしました。とくに学校パンフレットに掲げた標題「南会志魂~魂を込めた志が、未来を切り開く~」についてと、南郷トマトの農林水産省地理的表示(GI)登録の新聞記事についてふれ、南会津に生きる高校生としての誇りを持ち、意欲的に高い目標を目指して毎日の努力を積み重ねてほしいと呼びかけました。
8月28日の福島民報「あぶくま抄」に、南郷トマトについて次のような記事がありました。祝敬の意を込めて引用掲載いたします。
「 平成の大合併で県内の市町村数は九十から五十九に減った。多くの地名が消えた。古里を失うような思いを巡らせた人は少なくない。今となれば、新しい地名も定着した。それでも旧地名がしっくりする時がある。
合併で南会津町に組み込まれた旧南郷村に再び光が当たる。南郷トマトが農林水産省の地理的表示(GI)保護制度に登録された。県内第一号となった。制度では地名の入った優れたブランド農産物を国が証明する。産地特有の気候と風土、栽培技術が生みだす逸品のみが「GIマーク」を付けて出荷できる。
一九六二(昭和三十七)年に村の生産者十四人が栽培研究会をつくり、歴史が始まった。当初は地元でも買い手がつかなかった。収量も伸びず、市場関係者から「品質は日本一だが、産地の小ささは世界一」と評された。地道に栽培技術の改良を重ねる。新品種も取り入れた。作付けは増え、日本を代表する産地に育った。
夏野菜の代表格といえるトマトだが、南郷産の収穫はこれから本番を迎える。九月上旬から十月にかけて酸味と甘みのバランスが最も良くなる。「秋味」の限定ブランドとして消費者に届く。かむほどに郷愁もほとばしる。」
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