学校行事報告

2学期終業式(12月19日)校長の話

 2学期を振り返ると、大きな行事「南高祭」がありました。「豊年祭り」との合同開催ということで、地域とのつながりを深く感じ、皆さんがこの地域の宝であり、夢・希望であることを再確認しました。ぜひとも皆さんは将来の南会津を支える人材になってほしい。

   さて、最近毎日、大学入試の共通テストに関するニュースが出ています。英語資格試験利用が延期、国語数学の記述試験も見送りとなるということです。英語力も記述力も、社会で求められる力なので、力を高めてほしいところですが、それに関することで、12月3日に、国際学習到達度調査(PISA)という世界的なテストの結果が発表されました。日本の高校生の「読解力」の順位が大きく下降したということでした。
 この「読解力」とはどういうものか、新聞によると
「自分の知りたいと思う情報を探し、複数の文章を読み比べて、自分なりの考えをまとめ、さらに根拠をきちんと示して説明する力」
 その力をつけるためには、まず、ある程度の長い文章を、読み慣れることが大事で、とくに新聞や小説など読む習慣をつけることが大事だそうです。
 しかし、最近の調査では子どもたちが新聞など読む時間がひどく減少しているそうです。その理由は、インターネットSNSなどで短い文章のやりとりをすることが増え、長くまとまった文章を読むことがなくなっているからだそうです。
 ぜひ、この冬休みから本や新聞を読む習慣をつけてほしい。今日配られる進路便り「羅針盤」にも書いてありますが、進学でも就職でも、面接でも小論文でも求められる力です。本校の図書館にも、毎年新しい本がそろえられています。ぜひ一冊手に取って読んでほしい。

 それでは、これから冬休み。よい年を迎えてください。